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2023年07月14日
コラム
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害とは、交通事故などで頭部を強打するなどにより脳が損傷し、人間特有の高度な脳の働きに障害が生じることをいいます。
交通事故で脳に損傷を受けて意識障害が続いた場合、その後一見回復したように見えても、記憶力・集中力・判断力等が低下し、人格変化が生じることがあります。交通事故後しばらく経ってから、下記のような変化があった場合、高次脳機能障害かもしれません。
認知障害…新しいことを覚えられない、気が散りやすい、約束を忘れるなど
行動障害…TPOに応じた適切な行動ができないなど
人格障害…すぐ怒る、興奮しやすい、暴力的になるなど
高次脳機能障害において高い後遺障害等級が認定された場合、介護費用、逸失利益、慰謝料などが高額になります。
保険会社から適正な賠償額が提示されないことも多々ありますので、高次脳機能障害が疑われる場合、弁護士にご相談されることをお勧めします。