息子が3人いるが、仲が悪い。私は病気などしていないが、もしもの事があったとき、息子たちが遺される妻の面倒を見てくれるのか心配だ。

ケース1 遺された妻の生活が心配なとき

息子が3人いるが、仲が悪い。私は病気などしていないが、もしもの事があったとき、息子たちが遺される妻の面倒を見てくれるのか心配だ。

遺される奥様と仲のよいお嫁さんに、奥様の世話をしてもらう条件で、その負担に見合った財産を遺贈することができます。これを遺言書に書いておくとよいでしょう。
相続人ではない人に遺産を与えることを「遺贈」と言います。遺贈であれば、遺産を与えるための条件(負担)をつけることができます。これを「負担付き遺贈」と言います。お嫁さんはあなたの相続人ではないので、これが可能です。もし、お嫁さんが条件を守らない場合は、遺贈が取り消されることもあります。負担付き遺贈は、奥様の生活を安定したものにしたいというあなたの思いを法律的に担保すると言えるのです。実際には、そのお嫁さんにもそれとなく同意をもらっておくとよいでしょう。