2010/04/19
長岡天満宮
せっかく長岡京に事務所を持ったということもありますから、長岡京市のことを少しご紹介しましょう。
長岡京市は、平安京ができる前に平城京より遷都された都があったところです。この長岡京も、桓武天皇の時代に造営された都です。短命の都でした。この長岡京から名前をいただいた駅がJRの長岡京駅です。昔は、神足(こうたり)という名前でした。ちなみに、長岡京市にある阪急の駅は、長岡天神といいます。この駅は、長岡天満宮に一番近い駅ということですから、駅名も、長岡天満宮にちなんだ名前になったのだろうと思います。
長岡天満宮は、菅原道真をお祭りしている神社です。道真公が九州に配流されたときに、お供をされた3人の方があり、その中に中小路宗則(むねのり)なる方がおられたのですが、このお別れのときに、道真公が自分の姿を彫った木像を贈られたということで、この木像をご神体として祀ったのが、長岡天満宮の始まりということのようです(出典:「長岡京市の史跡を訪ねて」)。現在の宮司さんも、中小路さんということですから、上記の中小路宗則のご子孫ということになるようです。
道真公をお祭りしているので、長岡天神は、北野天満宮同様、学問の神様ということです。この長岡天神のそばには、村田製作所など京都のハイテク企業が集まっていますが、これも道真公のお導きかも知れません。我が事務所も、道真公にあやかって、法律に関する研究を怠りなきようにしたいと思っています。
この長岡天満宮は、梅や桜の名所でもありますが、一番の名物はツツジです。4月24日と25日が献菓祭というお祭りが行われます。この頃が、ツツジの一番の見頃になります。ツツジは、カタカナ英語ではアゼリアということですが、我が事務所につながる大通が、まさにアゼリア通です。これは長岡天満宮と長岡京市役所を結んでいる通です。
長岡京では、竹の子が特産です。日本一と言われています。この竹の子も今が旬で、長岡天神駅から長岡天満宮に続く道で農家の方が販売されています。
というようなことで、ツツジを愛でつつも、竹の子もお土産にできるということで、4月24日と25日が長岡天神にお参りされる絶好の日ということになります。この頃に京都に観光に来られるのであれば、ぜひ長岡京まで足を伸ばされることをご検討ください。