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弁護士法人 白浜法律事務所

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白浜の思いつき
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2012/10/30

笠置山から柳生の里まで歩きました

先日、気晴らしのため、夫婦で笠置山でハイキングしてみました。布目川散策コースを歩きました。
http://kasagi.kyoto-fsci.or.jp/map.html
笠置山は、鎌倉時代末期に、後醍醐天皇が決起したところとして、笠置山の戦いで有名なところです。京都弁護士会の南部一斉相談の際に、笠置駅のそばで猪鍋で打ち上げをしたときにおもしろいところだと思っていつかいってみようと思っていました。紅葉にはまだ早すぎる時期ではありましたが、暑くもなく、寒くもなく、ハイキングにはちょうどいい感じでした。
木津川の渓谷です
IMGP3965.JPG
関西本線のすぐ脇を通ります。この先で、野ねずみと出くわしました。
IMGP3967.JPG
布目川の甌穴(おうけつ)です。小石が転がって穴が空くというものだそうです。右下隅の水たまりが甌穴?
IMGP3971.JPG
IMGP3969.JPG
この布目川散策コースは合計で10キロほどの行程ですが、途中誰ともすれ違うこともありませんでした。出くわしたのは、ハムスターのような野ねずみ一匹と、小さな蛇とトカゲ各1匹でした。柳生の里が終着点になりました。柳生の里は、奈良市ということで、奈良市の面積の広さに驚かされました。帰りは、ちょうどいい時間帯にJR奈良駅行きのバスが来たので、バスに乗って帰ることができました。紅葉狩りには、いいところではないかと思いました。
IMGP3972.JPG
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2012/10/22

11月10日(土)の集会で報告します

11月10日(土)に日比谷図書文化会館で行われる「誰のため、何のための法曹か(法科大学院と法曹養成制度をいま、問い直す)」と題する研究集会で、「司法修習(特に弁護実務修習)の現状と問題点」というテーマで報告を行う予定です。司法修習がどう変化してきたかという簡単なまとめと、現状の問題について報告させていただきます。報告後は、コラムで報告文をアップする予定です。
未だに法曹人口増員の必要があるなどと言われている方々は、現場を知らないのではないかということをよく感じることがあります。まずは、司法修習の現状がどうなっているのかということを理解してもらうことから始める必要があると思い、報告担当をお請けさせていただきました。集会の詳細は、下記のHPの記事を参考にしてください。
日本民主法律家協会■集会・イベントページ(http://www.jdla.jp/event/event_index.html)
※2012年11月の情報を表示させてください。
日時■2012年11月10日(土)
     午後1時~5時(受付:12時30分より)
会場■日比谷図書文化会館 日比谷コンベンションホール
参加費■資料代1000円(学生・修習生500円)

2012/10/08

新65期の就職の現状

仙台の坂野智憲先生のブログは、私も共感するところの多いブログですが、最新のものでは、仙台の修習生の就職事情がかなりよろしくないということが書かれています。その内容は、遠く離れた東北の地ながら、修習生が京都とほぼ同じような状況に置かれていることがよくわかるものとなっていて、やはりこの問題は、国としての政策の失敗の問題なのだなということを痛感しました。
http://jsakano1009.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-9177.html
Schulzeさんの10月6日のブログでも、昨年と同じ状況というのが本当なのかということが取り上げられています。私の実感するところでも、就職状況は昨年よりかなり厳しいと思っておりますので、このような疑問を持たれるのは、当然のことと思います。
http://blog.livedoor.jp/schulze/
ただ、日弁連の調査では、昨年と同じような状況となっているのは、確かなことのようですが、正確なところはわからないというのが実態だと思います。これは、昨年と比較すると、修習生が日弁連のアンケートに極めて非協力的となっているということから、有為な統計データが集まらない状態になっているためです。日弁連としては、データの公表は、やりたくてもできないでしょうし、むしろ、このような不正確なデータに基づく公表はするべきではないだろうと私は思います。修習生がアンケートに協力しないことについて、彼らを非難することはできません。このアンケートに協力しても、日弁連に何ができるかというと、実のところ、できることはほとんどないというのは、修習生が一番よくわかっているということではないかと思います。各地の弁護士会では、企業からの就職説明会とか、修習生との懇談会とかを開いて、修習生の就職支援活動としてできる限りのことはしているわけですが、一括登録時の就職未定者の激増や初任給の激減などの数字に顕著に表れているとおり、これが人的な需給のアンバランスの問題である以上、今の修習生の数を前提とする限り、抜本的な解決を導けるような活動とはなり得ないところが悲しいところなのです。
新65期の就職状況がどうなっているかということを最も正確に把握しようとすれば、既に受付が始まっている12月の一斉登録の申請状況を整理すればよくわかるものと思いますが、これは、これまで統計データとしては、採用されていませんから、何期からの数字があるのかが不明です。ただ、この数字が日弁連として把握できる時点では、既に一括登録時点までに登録ができない人がほぼ確定してしまっているわけですから、これを公表しても、時期的に遅すぎて、あまり意味がないかも知れません。
いずれにしましても、私の実感では、新65期の就職状況は昨年と同じ状況ということではなく、更に悪くなっていて、62期ぐらいまでには多数を占めていた正常な雇用形態による勤務弁護士の採用は急減し、初任給の激減傾向が顕著となっているだけでなく、いわゆるノキ弁のような不正常な雇用関係が激増しているというのが、新65期の現状ではないかと思います。
先日も就職に関する相談を受けましたが、個人的なボランティアではどうすることもできない問題だということを痛感しました。仮に自分が数年前に弁護士になっていたら、果たして独立してやっていけると思うだろうかということを考えるほど、この業界の新規参入者は、厳しい状況に置かれているように思いました。それほどまでに若い世代の育成が難しくなってきているということは、日弁連の上層部にぜひ理解していただきたいと思います。

2012/09/14

弁護士の廃業の増加傾向のこと

弁護士になってから廃業する人が増えているということに関する統計的な分析をしているのは、私だけのようですから、その統計分析からわかったことを指摘しておきます。
自由と正義の2012年の1月号から9月号に掲載された請求退会者の合計は、登録番号が3万番以上の人が139名、1万番から3万番未満の人が83名、1万番未満の人が10名、合計で232名となりました。これは、昨年2011年の1月号から12月号に同じように掲載された人の合計である229名を既に上回る数字となりました。ちなみに、昨年同月比では、登録番号が3万番以上の人が88名、1万番から3万番未満の人が81名、1万番未満の人が13名、合計で182名でしたから、登録番号が3万番以上の人の増加が目立っています。今年は全体で300名を上回ることになってもおかしくない状況のように思います。
この数字からも、弁護士になってからしばらくして廃業する人が増えているということは裏づけられていると思います。
日弁連の上層部の方々の中には、若い会員の現状把握にもっと努力してほしいと思います。会員には冷たく、法科大学院という制度には暖かくということでは、何のための日弁連なのかと思う人が増えてしまい、弁護士会の求心力が弱くなってしまいそうな気がします。