2013/12/15
平成25年の請求退会者の統計
今年最後の自由と正義が届きましたので、請求退会者の増加傾向について、まとめておくことに致しました。
残念ながら、平成25年1月から12月号までに掲載された請求退会者は、私が統計を取り始めてから最大の数で320名となり、300名を超えました。昨年が294名ですから、26名の増加となります。500人合格時代の弁護士会入会者に近い人数が毎年弁護士をやめる時代となったことになります。
このうち3万番を超える人が217名で、1万から3万未満の番号の人が103名、1万未満の人は17名ですから、登録後あまり期間をおくことなく、退会する人が増えていることになります。
なお、以前にも紹介しましたが、60期以降の会員の数が上記の抹消数に応じて減っているわけではありませんから、登録と退会を繰り返している人がいることが強く推察されます。また、裁判官や検察官を退官した後に弁護士となったが、すぐに弁護士をやめるという人も増えているものと思われます。
私の個人的観測では、60期以降の弁護士人口のピークと現在の人口は、以下のとおりです。既に、65期はピークが過ぎたように思います。ピークに達する時期が年々早くなってきているように思います。なお、65期は、一時期1,914名まで減少したのですが、最近になって微増しています。この現象にも、登録と退会を繰り返す人がいることが示されているように思います。
二回試験合格者数から ピーク数とその時期 平成25年12月15日
任官者数を引いた人数 の弁護士人口
60期 2,145名 2,094名(24年5月下旬) 2,060名
61期 2,148名 2,122名(24年6月中旬) 2,083名
62期 2,162名 2,109名(24年3月中旬) 2,087名
63期 1,972名 1,925名(24年4月下旬) 1,890名
64期 1,983名 1,924名(25年2月中旬) 1,917名
65期 1,916名 1,858名(25年10月下旬) 1,857名