2019/11/05
近弁連管内弁護士人口の漸減傾向
大阪弁護士会の会員数は、この数年一斉登録がほぼ終わった1月末頃をピークに一斉登録開始前まで次第に減っていく傾向が生じていましたが、この傾向は、今年になって、近弁連管内全体に広がり始めたようです。
今年になってからの大阪弁護士会の会員数のピークは、2月中旬に4659名になったという時期になります。今(11月5日現在)は、4617名なので42名の減少となっています。兵庫県では、ピークが4月上旬に970名となり、現在では955名ですから、15名の減少です。京都でも、ピークは2月上旬に791名でしたが、現在では787名ですから4名の減少です。奈良は、この5年ほど弁護士人口は増えていなかったのですが、今年は1月上旬に179名となったものの、現在では175名と4名の減少となって、一斉登録時期前の人口数に戻っています。近弁連全体としては、2月上旬に6883名のピークを迎えたものの、現在では6831名と52名の減少となっています。
このような人口の漸減傾向がなぜ生じているのか、私にはその理由がわかりませんが、都市部で登録はしたものの、事務所に定着することなく早期に退所するような人が増えてきているのではないかとの懸念があります。日弁連全体として、早期退職者の調査を実施する必要があるのではないかと思います。