2013/01/24
司法崩壊の足音が聞こえる
標記のテーマで、1月27日の日曜日の午後1時30分から京都弁護士会館で市民集会が開催されます。メインテーマは、司法修習生の貸与制の問題点と市民生活への影響です。詳しくは、弁護士会のHPをご覧ください。
貸与制を経験した初めての修習生である新65期の修習を経験した弁護士からの生の声が聞ける集会となる予定です。
表題は、私がつけたわけではありませんが、残念ながら、この表題のとおり、もはや司法崩壊は始まっていると言わざるを得ない状況だと思います。無計画な弁護士人口の急増がこのような事態をもたらした最大の原因ですが、貸与制の導入がこれにとどめを刺すことになっているように思います。市場(私がいつも指摘している弁護士の労働市場ではなく、株価に示された企業人気に近いような一般的な世論という意味での市場です)の反応は、もはや明らかで、法学部の志望者の減少ということで、無責任な発言を繰り返していた法科大学院関係者に跳ね返ってきているようですが、問題は、大学だけの問題に留まらず、日本の社会構造の根幹を揺るがしかねない事態になりつつあります。
ぜひ、ご参加いただければと思います。
https://www.kyotoben.or.jp/event.cfm#673