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2007 秋号 vol.3 白浜法律事務所報

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2007 秋号 vol.3 白浜法律事務所報

暑さの盛りも越え、事務所報第3号をお届けします。この秋は、昨年まで当事務所の事務局スタッフとして在職し、弁護士としての研修を終えた拝野弁護士を増員し、弁護士5人体制となりました。事務局スタッフもさらに増員して7名となり、総勢12名で皆様のご依頼に応えていきます。これまで以上に、きめ細やかな法的サービスを目指してゆきますので、どうぞご期待下さい。

 

拝野弁護士にご期待下さい

弁護士 白浜徹朗

平成3年の事務所開設以来、事務局の重鎮として我が事務所を支えてくれていた拝野厚志君が、司法修習を無事終えて、弁護士として帰ってきてくれました。
拝野弁護士は、長年、事務局の立場からお客様に接してきた経験を生かしてくれるものと思います。また、私達の事務所の仕事の流れや方針が身についているだけでなく、実務を体で覚えてくれていますので、即戦力として、皆様の期待に応えてくれるものと確信しております。彼の持ち味は、安心感と話しやすさです。私には言いにくいことも、お客様から聞き出してくれたことが何回もありました。本音で相談しやすい弁護士になってくれるのではないかなと思います。また、実務修習地は、京都ではなく和歌山でしたので、京都とは違った観点から事件をみてくれるのではないかということも期待しております。今後とも皆様の暖かいご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
人権擁護委員を退任しました。
さて、私はというと、今年、長年務めていた法務省の人権擁護委員を退任致しました。平成4年からということですから、拝野弁護士が事務所に入所してまもなくから人権擁護委員を続けていたことになります。この間、子どもの人権専門委員や京都協議会の役職なども拝命し、京都市に関わった仕事にも参加させていただくなど、貴重な体験をさせてもらいました。
私として思い出深いのは、スーパーマリオの人権カレンダーです。このカレンダーは、毎年、人権週間前に、京都市内の小学校に通う児童全員に配布されるのが慣例となっているのですが、これは、私が無理を言って任天堂さんにお願いしてスーパーマリオの使用を快諾してもらったということから始まったもので、全国的にもユニークな試みです。
私は、元々京都で生まれ育った人間ではありませんので、地域との接点は少なかったのですが、この人権擁護委員の活動を通じて、地域社会というものを実感することができたように思います。京都地方法務局を初めとして、人権擁護委員の皆様や関係者の長年のご厚情に深く感謝する次第です。
今後は、本業の弁護士活動を通じて、地域社会に貢献してゆきたいと考えておりますので、拝野弁護士共々、よろしくお願い申し上げます。

 

ただいま戻りました そして よろしくお願いします

弁護士 拝野厚志

1. ただいま戻りました
1年4ケ月の司法修習を無事終了し、事務員として長年勤めておりました白浜法律事務所に弁護士として戻っていまいりました。これからは弁護士として皆様のご期待にこたえられるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。

2. プロフィール
地元の高校卒業と同時に京都へ参りました。大学時代に裁判傍聴する機会があり、世の中の困っている人達の力になれないかと思い弁護士を目指すことにしました。その後、何年かかけて大学を卒業した後(司法試験受験のために留年していたためで遊びすぎて卒業できなかったのではありませんので念のため)、所長である白浜先生のもとで事務員をしながら勉強し、平成17年にようやく司法試験に合格しました。事務員時代には多くの方から励ましてもらったり、また、仕事を通じて様々なことを学ばせていただきました。これらが合格の大きな原動力になりました。お世話になった方々に改めてこの場を借りてお礼を申し上げます。合格までに積ませていただいた経験をこれからの仕事に生かしていくことが一番のご恩返しであると思っております。
これまで多くの紆余曲折を経たせいか、様々な分野に多くの友人におり、これが私の一番の宝となっております。

3. これからの抱負
一日も早く皆様に信頼して相談していただけるようになることが一番の目標です。
ご相談に回答させていただくにあたっては、メリットだけでなくデメリットも示させていただいた上で、なぜその選択肢が解決にふさわしいのかということを分かりやすく説明させていただきたいと思っております。
また、事務員時代には、依頼者の方から、弁護士には聞きにくいことや話にくいことをお話いただくこともよくありました。その経験を生かして依頼者の方にきめ細かな対応をさせていただきたいと思っております。

4. よろしくお願いします。
一日でも早く皆様の信頼を得られるように研鑽と精進に励んでいく所存であります。ご指導とご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

 

光市母子殺害事件をめぐる報道

弁護士 遠山大輔

事件それ自体、裁判の経過、そして関係者の発言等と様々な面で世間の注目を集めている表題の事件ですが、今回は、マスメディアの問題について触れたいと思います。
私は、刑事弁護人の端くれですので、依頼者の皆さんから話題の事件について聞かれても、「記録を見ない限りは事件は分からない。」と答えます。刑事弁護人としての経験上、事件記録をみないと、軽々なことは言えないことが多いからです。表題の事件についても、同様にしていたつもりです。それでも、多くの報道に触れる中で、私の脳裏に片寄った事件のイメージが作られていたことを知りました。
このことを実感したのは、とある研究会で弁護団の説明を直接に聞いたときです。加害少年の父がDV傾向にあり、少年の母と少年に暴力を振るっていたこと、その母は少年が12歳の時に自殺したこと、家庭裁判所の調査では、少年は精神発達面では4、5歳程度という報告がなされていることなど、これまで報道されてこなかった沢山の事実があることを知りました。
もちろん、だからといって、2人の命を奪うという少年の犯行の重大性が変わるわけではありません。ご遺族が慰謝されるわけでもありません。 ですが、私には報道の中立性について大きな疑問が残りました。「悪いやつなんだからどんなに悪く報道してもいいんだ」という意識が報道側の責任者にないことを祈ります。

 

 

芸は身を助ける(?)

弁護士 豊福誠二

私は、節電器被害対策弁護団に在籍しております。
この事件は、取り付ければたちまち電気代が下がるという「節電器」を、顧客にクレジット契約等を結ばせて高値で売りつけた行為が詐欺等にあたるとして、契約の取消を求めている事件であり、全国に多数の被害者がおられ、弁護団が組まれている事件です。私はこの弁護団において、電気に詳しいという理由で、「検証」を担当しています。
先日、京都地裁で、その検証期日が実施されました。法廷に「節電器」の本体、スライダック、オシロスコープ等を持ち込み、京大工学部の院生2人を助手に、この「節電器」なるものの正体がただの単巻トランスであることや、電圧を下げれば節電になるというわけではなく、家電製品は定格の電圧付近で使用するのが最も効率が良いこと等を、裁判官にわかるように、実演して行きました。最近、理科の実験をしてみせるショーがありますが、あんな感じです。裁判官は当然電気の専門家ではありませんので、どのような方にもわかってもらえるように、やさしく表現するのに苦心しました(それにしても裁判所のブレーカーを飛ばさなくて良かった)。
この検証が功を奏したのか、被告のうちいくつかのクレジット会社とは、ほぼ原告の希望に沿った和解が進んできております。私は工学部出身という、いわば門外漢の弁護士ですが、芸が身を助けたと言える例かもしれません。

 

 

支部事件について

弁護士 山口智

裁判所には支部というものがあります。本庁は、全て都道府県庁の所在都市にあります。支部の裁判所というのは、それ以外の地方裁判所のことです。私は仕事の関係で、そのような支部の裁判所に行くことが多いのですが、支部の裁判所に行った際、必ず感じることは、その裁判所の裁判官と相手方代理人弁護士との親しさです。先日、ある支部の裁判所に行った際、期日が終わり、次回期日の日程調整をしている際、裁判官から相手方の先生に対して「ところで例のあの事件は調査は終わりましたか?」「そうですねー。結構難航してるんですよ。」などという会話がなされており、私は全く蚊帳の外という感じになってしまいました。
支部の裁判所に事件がかかる時は、大抵、相手方代理人の弁護士がその支部裁判所の近くに事務所を構えておりますし、また、支部の裁判所には裁判官は通常1人しかおりませんので、その裁判所の裁判官と親しくなるのは当然かも知れませんが、当該裁判以外のことが相手方のいないところで気軽に話されていることをみると、多少不安になることがあります。
どの裁判所に裁判を起こすかは事件の性質によって異なりますが、できるだけ、こちらのホームグランド(京都地方裁判所)で裁判を起こした方が良いのかなと思うと共に、京都地方裁判所で信頼してもらえる弁護士にならないといけないなということを肝に銘じるようにしております。

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